経済

沖縄海邦銀行、過去最高益に 3月期決算 株式売却益が増加

沖縄海邦銀行

 沖縄海邦銀行(上地英由頭取)は14日、増収増益の2019年3月期連結決算(対象子会社2社)を発表した。オリオンビール株式の売却などで株式等売却益が増加したことなどから、売上高に当たる経常収益は前期比12・1%増の145億3300万円となった。貸出金利息や貸倒引当金戻入益も増えて経常利益は同81・5%増の34億1800万円、純利益は同75・4%増の23億1400万円で、過去最高を更新した。

 銀行単体の経常収益は同12・2%増の144億5400万円、経常利益は同83%増の34億800万円、純利益は同76・7%増の23億1千万円だった。本業のもうけを示すコア業務純益は、人件費や物件費など経費が減少したこともあり、同20・1%増の14億8300万円だった。

 上地頭取は「コア業務純益など本業でもプラスとなっており、他府県のような負のイメージはない。今の戦略は正しいという前提でしばらくは(業務を)続けていく」と述べた。

 貸出金の平均残高は前期比3・6%増の4851億1千万円だった。住宅ローンは減少した一方で、中小企業向けを中心とした事業性や地方公共団体向けの貸し出しが増加した。貸出金の利回りは前期比0・04ポイント低下して2・0%だった。

 預金の平均残高は同3・8%増の6472億5400万円となった。取引先の増加などにより個人と法人、公金の預金が伸びた。預金の利回りは前年同期より0・02ポイント低下して0・03%となった。

 金融再生法ベースの不良債権残高は前期比5・2%減の84億7900万円で、不良債権比率は同0・15ポイント低下の1・65%だった。

 20年3月期の連結業績は経常利益が同80・1%減の6億8千万円、純利益が同80・1%減の4億6千万円を予想する。

 期末配当を20円増配の45円とし、年間では70円の配当となる。