琉球国王、王妃が歌 三線? 「琉歌伝奏使」結成 新たな観光コンテンツに


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初ステージで演奏する「琉歌伝奏使」=4月24日、那覇市前島の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ

 琉球国王や王妃の衣装を身にまとい、新しい観光コンテンツを提供する音楽バンド「琉歌伝奏使」がこのほど結成。沖縄の伝統楽器に洋楽器を融合させたスタイルで、県内の観光地や空港などで演奏活動を予定している。

 三線とボーカル、バイオリン、サックス、ダンサーの4人で構成。ユニット琉球国王らの衣装はインパクトがあり「映え」を求める観光客には好評だという。

 4月24日に那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハで初公演に臨み、県外からのツアー客を前に「島唄」や「海の声」など全4曲を演奏し、会場は指笛やかけ声で盛り上がった。

 結成を手がけたサクシードプランニングの徳村昇社長は「衣装を琉装にしたら面白そうだと思った。これまでの伝統音楽に新しいコンテンツを送りたかった」と話した。

 三線とボーカルの伊禮俊一さんは「緊張したが県外の人も沖縄のリズムに乗ってくれてうれしかった」とほっとした表情を見せた。