津堅でパラシュート訓練 嘉手納に続き きょうも予定、3日連続


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米軍横田基地所属のC130Jからパラシュートで降下する米兵=22日午後0時59分頃、うるま市の津堅島沖合上空(新里圭蔵撮影)

 【うるま】米軍は22日午後、うるま市の津堅島訓練場水域で、横田基地所属機のC130Jを使用したパラシュート降下訓練を実施した。午後0時40分から1時13分にかけて、兵士計8人が降下した。同水域での降下訓練は今月3回目で、今年に入って4回目。県基地対策課によると、統計を取り始めた1997年以降、この水域で1カ月間に3回実施されるのは初めて。米軍は23日午後7~10時にも津堅島沖で訓練するという航空情報(ノータム)を出しており、実施されると3日連続になる。 

 うるま市議会は20日の臨時会で「度重なる訓練の実施は、いかなる理由があるにせよ到底容認できない」などとする抗議決議を全会一致で可決したばかりだった。
 うるま市は米軍が22、23の両日、同水域を使用し演習するとの連絡を、沖縄防衛局から10日に受けていた。同市は中止するよう防衛局に働き掛けていたが、訓練は強行された格好だ。
 ノータムには24日も降下訓練をするとの情報が出ていたが、現在は削除されている。