5Gの活用例紹介 AI、IoTなど展示も NTTドコモICTセミナー


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AIやIoTを活用したサービス事例などを展示、紹介するドコモICTセミナー=22日、那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ

 NTTドコモ(東京都)は22日、第5世代(5G)移動通信システムを活用した新しい取り組みなどを紹介する「ICTセミナーin沖縄」を那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハで開催した。県内での開催は3回目で、約420人が参加した。

 開会あいさつで古川浩司取締役常務執行役員は「5Gの商用開始は2020年春を見込んでいる。モバイルICTを活用して新たな価値創出をし、社会的課題を解決していきたい」と話した。沖縄について「経済成長と豊かな自然環境の両方を兼ね備えたエリアだ。全国に先駆けて取り組みを進めたい」と新技術の活用の場として評価した。

 セミナーでは同社5G・IoTソリューション推進室の本高祥一長が講演し、「5G導入により場所的、時間的な制約を越えることができる。へき地の病院でも、高精細画像の送受信で大都市の総合病院などからアドバイスを受けることができる」と話し、5Gの具体的な活用や実証実験の事例を紹介した。

 展示コーナーでは、AIやIoTを活用した防災や自然保護、観光分野におけるサービス事例などが紹介され、訪れた企業や自治体関係者らが耳を傾けた。