女子野球の「オール沖縄」結成 初の国際大会へ 軟式、硬式、年齢の垣根を越えた選抜チーム


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23日から台湾で開催する女子野球国際親善トーナメントへ参加する県選抜チーム「オール沖縄」(提供)

 軟式、硬式の垣根を越えた女子硬式野球の選抜チームが結成され、「オール沖縄」として国際親善トーナメント「ブルーシーズカップ2019」(23~25日、台湾)へ初めて出場する。県内の女子野球チームが国際大会へ出場するのは今回が初。「女子野球を発展させたい」(新垣かおりマネジャー)との思いから軟式、硬式にこだわらず、普段、野球に取り組んでいる選手らを募り、選抜チームを結成、新たな一歩を踏み出した。

 安次嶺康一監督によると、女子野球は「選手の数は年々増加傾向」にあり、人気も高まり、各年代で競技力も上がっている。オール沖縄は中学~社会人まで、14選手で構成される。4月29日~5月2日は渡嘉敷島で合宿を行い、互いに結束力を高めた。

 オール沖縄は23日、台湾と香港のチームと予選リーグ戦を行う。午後には現地の高校チームとの練習試合も組まれている。新垣さんは「軟式、硬式と関係なく小さな島国で女子野球を発展させたい。台湾遠征は発展へつながる一歩だ」と期待している。