離島観光の活性化などを目的に、沖縄県が県民の離島モニターツアー参加費の6割を補助する離島観光・交流促進事業「島あっちぃ」の参加募集が3日から始まった。伊是名島の祭り「ウンナー」や島の人とふれあえる民泊など各離島独自の体験プログラムが楽しめる。
本ツアーは今年で4年目を迎える。各離島が考えた体験プログラムなどのモニターツアーに参加してアンケートに答えることで、参加費の一部が補助される。
昨年は1万1621人が応募し、抽選で選ばれた2981人が参加した。今年は3000人を募集し、25離島でツアーを行う予定。
県民の離島に対する理解を深めるだけでなく、地元ガイドのスキル向上や地域間での連携が生まれるなど離島の観光産業の振興につながるという。
5月31日に県庁で、自治体のマスコットキャラクターも参加して記者会見が行われた。
県地域・離島課の糸数勝課長は「離島を県全体で支えようという意識を醸成したい。県もバックアップして離島の活性化に取り組む」と話し、参加を呼び掛けた。