コザ信用金庫 コア純益高水準 3月期、増収減益


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 【沖縄】コザ信用金庫(上間義正理事長)は4日、2019年3月期決算を発表した。本業のもうけ額を示すコア業務純益は、貸出金利息の増加や経費削減で前期比29・9%増の7億2400万円となり、06年度の9億2700万円に次ぐ高水準となった。売上高に当たる経常収益も同2・8%増の39億5400万円。純利益は同55・7%減の2億900万円で増収減益。経常利益は同37・7%減の3億5300万円。

 預金平均残高は同6・6%増の1926億5800万円、貸出金平均残高が同7・2%増の1288億1100万円。自己資本比率は、同0・7ポイント減の7・97%となったが、国内基準の4%を上回っている。不良債権比率は同0・22ポイント低下し1・17%。

 19年度の経常収益は、有価証券利息配当金が減少する見込みだが、貸出金利息の増加に加え、国債などの債券売却により、ほぼ前期並みの39億5千万円を見通す。経常利益は38・8%増の4億9千万円、純利益は70・8%増の3億5700万円を見込む。