「社会状況の変化に対応できていたのか」 高校生大麻摘発を受け緊急校長会


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県立学校緊急校長会に出席し、平敷昭人教育長の訓示を聞く校長ら=7日午前、那覇市久米の青年会館

 県立高校の生徒を含む23人が摘発された大麻事件の発生を受け、沖縄県教育委員会は7日、那覇市久米の青年会館で県立学校緊急校長研修会を開いた。

 平敷昭人教育長は「さまざまな取り組みにもかかわらず事件が発生したことは残念の極みだ。社会状況の変化に対応できていたのかという観点でこれまでの取り組みを見て、改善すべき所は改善し、再発防止に取り組まないといけない」と述べ、薬物乱用防止の指導徹底を求めた。「関係機関と一体となって積極的に取り組む必要がある」とも述べ、各学校のPTAや地域と連携して対策することを訴えた。

 平敷教育長の訓示の後、県立学校教育課の玉城学課長が事件の経過を報告し、保健体育課の太田守克課長が薬物乱用防止対策について説明した。【琉球新報電子版】