【沖縄】ネット上に広がる真偽不明な情報とどう向き合っていくかなどを共に考える「沖縄ファクトチェック会」が5月31日、沖縄市のアーケードリゾートオキナワホテル&カフェで開催された。約10人の参加者らはテーブルを囲みながら、実際にネット上で飛び交った情報の事例を検証するなどした。
「モバイルプリンス」としてネットリテラシーの啓発活動やファクトチェックなどを行う島袋昂さん(32)が呼び掛けた。
島袋さんは、デマが飛び交うのは情報の「曖昧さ×重要さ」が要因であると過去の研究から引用し「情報が曖昧であるほど確認が取れず、デマを信じやすくなり、重要な話題であるほどデマとしても広がりやすい」と説明した。
20代、30代を中心に、他の年代に比べメディアに対する不信感が強いことにも触れた。デマの拡散について「メディアからの情報を疑う力はあるのに、一部のブログに見られる怪しい情報に簡単に飛びつきがち」と警鐘を鳴らし、注意深く情報をかみ砕いていくことの重要性を話した。
(長濱良起通信員)