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64校、狙う令和初 夏の高校野球沖縄大会 展望は?

緊張した表情で組み合わせ抽選に臨む各校の主将ら=11日、北中城村立中央公民館

 第101回全国高校野球選手権沖縄大会の組み合わせ抽選会が11日、北中城村立中央公民館で開かれ、全64校による1回戦32試合の対戦カードが決まった。22日午前9時に沖縄セルラースタジアム那覇で開会式を行い、県代表を決める決勝は7月21日午後1時から同球場で行われる予定。夏の甲子園への切符を懸けた約1カ月の熱戦が繰り広げられる。シード校は春季大会の成績順に第1シードが興南で、第2シードは沖縄水産。第3シードは同大会準決勝で興南と戦った北山、第4シードは沖縄工業となった。選手宣誓は抽選の結果、南部農林の大城優一朗主将に決まった。今回は連合チームはないが、辺土名は名護から、南部商業は糸満から選手を補い出場する。大会会場は沖縄セルラースタジアム那覇のほか、コザしんきんスタジアム、北谷公園野球場、アトムホームスタジアム宜野湾。全国高校野球選手権大会は8月6日から16日間、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開催される。


第101回全国高等学校野球選手権沖縄大会 組み合わせ

[展望]制球力の底上げ鍵に シード校中心に混戦必至

 昨年の新人中央大会(優勝校・浦添工業)、秋季大会(同・沖縄水産)、今年の春季大会(同・興南)で全て優勝校が異なる混戦模様の中、シード校を軸にどこが優勝してもおかしくはない状況だ。春季大会以降、各チームとも攻守ともに戦力を底上げしており、1回戦から多くの好ゲームが期待できる。強豪校を中心に好投手はそろうが、春季大会では前回大会に比べ四死球が全体で107個も増えた。投手陣の制球力アップが勝ち上がりの鍵を握る。

 【Aブロック】

 春の覇者の興南がエースの宮城大弥を筆頭に選手層に厚みを増している。春の九州大会も準優勝し、実績で他校を上回り、他校は打倒興南で臨む。1回戦は宮古工業―浦添商業、首里―糸満などが注目カード。宮古工業は部員11人だが、春季大会は宮城凌我が2試合連続で完封し、16強入りを果たした。糸満は投手力が高い。秋季大会8強の具志川商業も力がある。

 【Bブロック】

 強豪校がそろう。第3シードの北山と秋4強の嘉手納、春8強の中部商業が上位争いを引っ張る。北山は金城洸汰を中心とした投手力が強み。嘉手納は1回戦で総合力のある読谷と対戦する。昨年の春季大会を創部4年目で制したKBC未来も再び力を増しており、台風の目になれるか。北山と初戦で当たる那覇のほか宜野座、美里工業も実力がある。

 【Cブロック】

 今大会屈指の激戦区。春8強のコザと秋4強の沖縄尚学が対戦するカードは、今大会の1回戦で最も目を引く。春8強の小禄も含め、第2シードの沖縄水産と近い位置に各校が入ったため、上位進出を懸けた混戦が予想される。さらに昨年の新人中央大会で初優勝を飾った浦添工業、春16強の八重山、秋16強の美来工科も名を連ね、毎試合目が離せない。

 【Dブロック】

 第4シードの沖縄工業と春8強の知念がぶつかる一戦は、今大会屈指の好カード。両校とも粘り強さと勝負強さを備えており、見応えのある試合展開が期待できる。秋8強、春16強と安定した強さを見せる普天間や秋・春16強の西原、秋16強の北谷なども力がある。ただ全体として実力が拮抗(きっこう)しているため、どの高校が勝ち上がってくるか、予想がつきにくい。

 第1シード興南の金城英佑主将の話 打撃では長打力が付いてきて、投手も投げられる選手が増えている。自分たちの力を出すことができれば、結果はついてくる。開幕試合では沖縄全体を引っ張るゲームをしたい。3連覇が懸かっていてプレッシャーもあるけど、勝ち進みたい。