モバイルプリンス
スマートフォンを使うとLINEで友人にメッセージを送ったり、ツイッターなどのSNSに画像を投稿したりできるね。
直接会って話すのとは違って、スマートフォンを使ってのコミュニケーションは表情や声のトーン、身ぶり手ぶりなどが使えないよ。
そのため、こちらの伝えたいことがうまく伝わらないことがあるよね。
確かにあります。自分の言いたいことが伝わらないこともあれば、相手の言葉をちゃんと理解していないということもありました!
モバイルプリンス
特にツイッターは140文字の制限があるため、長文を投稿することができないんだ。
説明を省略して投稿することも多いため発信する側も受け取る側も、どちらも注意が必要だよ。
また、自分の投稿がきっかけで多くの「勘違い」を生み出した場合は、早い段階で訂正や説明することで誤解の「感染」を止めることができるんだ。
なるほど。どのような時に説明が必要ですか?
モバイルプリンス
例えば、SNSに男女2人の友人の写真を投稿したとしよう。コメント欄などで「2人が付き合っている」と勘違いが広がったとする。それぞれに恋人がいた場合、この勘違いが原因でけんかになるかもしれないね。
そうなった時「自分はただ写真を載せただけ。別に悪くないのに訂正する必要はない」と思う人もいるかもしれない。
でも「悪いかどうか」と「訂正する必要があるかどうか」は別の話だ。訂正は負けじゃない。誤解を生みやすいSNSというコミュニケーションツールだからこそ、訂正や補足説明を意識しよう。
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1973年には、高校生が電車の中で「あの信用金庫が危ないらしいよ」と冗談で話していた。
その冗談を、大人が信じて20億円ものお金が一斉に引き出された「豊川信用金庫取り付け事件」が発生した。
電車内での悪気ない会話が、いろんな人に伝わる中でどんどん大きくなり、最後は地域がパニックになるような大きな騒ぎになったんだ。
そんな事件があったんですか! それは怖いですね。
モバイルプリンス
その信用金庫はうわさが大きく膨れ上がった珍しい例ではあるよ。
だけど、この構造はSNS時代の現代にも十分通じる。
自分の発信した情報が全員に正しく伝わるとは限らないので「誤解させたら訂正」する意識を強く持ちたいね。
【プロフィル】
モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。