普通のゴーヤーと違う?「キンキンゴーヤー」「スーブ」って何?


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金賞を受賞した宜野座勝さん(左から2人目)と他の受賞者=8日、本部町

 【本部】本部町産業支援センターで8日、「第6回キンキンゴーヤースーブ(勝負)」が開かれた。22人の出品者の中から、全長52センチのゴーヤーを出品した宜野座勝さん(81)が2年連続で金賞を受賞した。宜野座さんは「一日一日、育っていくのを見るのが幸せだ。来年はもっと大きく育てる」と笑った。

 キンキンゴーヤーは本部町健堅に伝わる在来種で、健堅のウチナーグチ読み「キンキン」から名付けられた。通常のゴーヤーより肉厚で大きく、柔らかいのが特徴。大きすぎて流通に乗らずに次第に廃れていった。約7年前に当時県立農業大学校で校長を務めていた平良武康町長らが地域住民らと協力して復活させた。平良町長は「今年も立派なものを作っていただいた。食べて良し、見て良しのキンキンゴーヤーは町の財産だ」と語った。