営業収入54億円 取締役に幸地氏 RAC株主総会


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幸地厚氏

 琉球エアーコミューター(那覇市、金城清典社長)は19日、株主総会で2019年3月期決算を承認し、売上高に当たる営業収入は前期比2・3%増の54億6400万円と過去最高を更新した。一方で、機材の大型化に伴う地上サービス委託費や燃料費など経費の増加により営業利益は同31・3%減の3億8900万円、純利益は同15・7%減の3億2600万円の増収減益だった。

 役員人事は、新たな取締役に前日本トランスオーシャン航空(JTA)品質保証部長兼整備監査部の幸地厚氏(54)が就任した。非常勤の社外取締役に県企画部企画振興統括監の宮城嗣吉氏、JTA執行役員の喜納健氏を選任した。

 18年度の旅客収入は、相次いで襲来した台風により336便が欠航するなど、12路線中9路線で前年を下回った。しかし、利用が好調だった那覇―宮古、宮古―石垣、那覇―奄美の3路線が他路線の減少を補って大きく増加し、旅客収入全体では前期比2・0%増の40億4600万円だった。

 貨物・郵便輸送は取り扱い重量は同0・5%減の3573トン、単価の上昇により収入では1・1%増の3億100万円だった。