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焼きたてパンが大好評 沖縄・八重山育成園がパン工房

パンの袋詰めをする利用者ら=18日、石垣市大川の「はらぺこポケット」

 【石垣】知的障がいのある人らが通う八重山育成園(石垣市、東金城達三施設長)は18日、施設利用者らが新たに働く場所として、市大川にパン工房「はらぺこポケット」を開業した。オープン直後から焼きたてパンを求めて多くの市民がひっきりなしに訪れ、同店で働く利用者らは接客に汗を流した。

 就労継続支援B型の利用者の工賃増額につなげるとともに、若い利用者が働きたい場所の創出を図るため開業した。パン製造器は、米粉パンを提供する事業を展開していたみやぎ米屋(石垣市)が寄贈した。

 園の職員でパン製造技能士の資格を持つ荻堂健太郎さんを中心とした職員3人がパンづくりを担い、利用者は接客を担当する。しばらくは特定の利用者3人が従事するが、今後ほかの利用者にも店に入ってもらう予定だという。接客だけでなく、パンの成形なども任せたいとしている。

 パンは30種類ほど提供する。園が運営する鶏舎で取れる新鮮な卵を使用しているのが特長だ。店頭販売だけでなく、細かな注文への対応や事業所への販売も視野に入れているという。

 東金城施設長は「パンの数だけ笑顔があふれるようにとの思いで付いた店名だ。笑顔があふれる場所になってほしい」と話した。