うるま市大田で土砂崩れ ビルの窓ガラス割り土砂流入 けが人なし


この記事を書いた人 Avatar photo 玉城江梨子
3階建てテナントビルの裏で崩れた土砂=24日午後0時40分頃、うるま市大田

 【うるま】24日午前9時55分ごろ、大雨の影響でうるま市大田の3階建てテナントビル裏側にある丘が高さ9メートル、幅6メートルにわたって崩れた。土砂は丘とビル敷地を仕切るフェンスを突き破り、建物2階にある会社の窓ガラス1枚が割れる被害が出た。

 当時部屋の中にはこの会社で勤務する高尾佳世さん(45)と取締役の島袋誠弘さん(54)がいたが、けがはなかった。

 高尾さんによると、午前9時過ぎ頃から小さな石が転がり始めた。徐々に大きな石が落下し始め、約50センチ程度の大きさの石が窓ガラスを割る直前に部屋を出て難を逃れた。

 崩れた土砂の中には、2メートルはあるとみられる大きな石も混じっていた。部屋右奥のガラス1枚の上半分が割れ、土砂は部屋に中まで流入してきた。

 高尾さんは「崩れるのを見て慌てて逃げた。本当にびっくりした」と驚いた様子を見せた。島袋さんは「崩れる瞬間、衝撃があった。本当に怖かった」と話した。【琉球新報電子版】