FC琉球・徳元悠平、ロシア1部への移籍浮上 J1経由せず〝飛び級〟


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パスを出す琉球の徳元悠平=2018年11月3日、タピック県総ひやごんスタジアム

 サッカーJ2に所属するFC琉球の徳元悠平(23)=那覇西高―城西国際大出=が、ロシア1部のアルセナル・トゥーラに移籍する可能性があることが28日、関係者の話で分かった。

 徳元が移籍すれば、欧州1部のクラブからオファーを受けた初の県内男子プロ選手になるとみられる。J1を経験せず、欧州1部への“飛び級”となる。

 徳元は2018シーズンから琉球でデビューし、プロ2年目。ポジションは左サイドバック。豊富な運動量と緩急のあるドリブルで勝利を呼び込んできた。副主将を任された19シーズンは、負傷交代した18節の京都戦(15日)まで先発フル出場し、5アシストと活躍している。アルセナル・トゥーラは13―14シーズンに1部に昇格し、昨季は6位だった。左サイドバックの選手獲得に動いた同チームのスカウトが徳元に目を付けたという。

 欧州で活躍した県勢選手としては、金城ジャスティン俊樹(山内小―JFAアカデミー福島)が18年6月までドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフでプレーしていた。