間近で聞くクラクションの音と同じ「うるささ」 FA18離陸時、最大111デシベル 普天間で騒音、市民から苦情


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米軍普天間飛行場にとどまるFA18戦闘機=6月28日午後3時48分ごろ、宜野湾市

 【宜野湾】6月27日に沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場に飛来し、4日間とどまった米軍FA18戦闘機が1日に離陸した際、滑走路の延長線上にある上大謝名公民館で最大111・0デシベルの騒音を記録した。市の基地被害110番には市民から「うるさい」などの苦情が寄せられた。

 FA18は6月27日午後6時50分ごろ着陸した。県と市の測定調査では野嵩局で同時刻ごろ101・8デシベルの騒音が出た。1日午後5時9分ごろ南向けに離陸した。110デシベルは、間近で聞く自動車のクラクション音に相当する。

 沖縄防衛局は取材に「所属や飛来目的については米軍の運用に関わることであり、当局において承知していない」と答えた。