沖縄県議会議員の平均所得は1045万円 最高は嘉陽宗儀氏で1786万円


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 沖縄県議会事務局は8日、各議員が提出した2018年分の所得や資産に関する報告書と政務活動費の収支報告書を公表した。18年を通して県議を務めた45人の平均所得は1045万7713円だった。17年の平均額と比べて6万5674円上がった。

 所得額が最も高かったのは日本共産党の嘉陽宗儀氏で、1786万2500円だった。議員報酬に加え、役員報酬や家賃収入があった。収入が議員報酬のみの議員は27人だった。就任から1年たっていない2氏は今回、所得について報告する対象に当たらなかった。

 18年中に新たに資産を得た議員は沖縄・自民党の座波一氏と山川典二氏、会派おきなわの新垣清涼氏の3人。企業や団体の役員などに就任している議員は9人いた。4月1日現在、報酬を得て法人の役員や顧問などに就任している県議は次の9人。(敬称略)

 大浜一郎(自民)石垣エスエスグループ社長、オリトフーズ社長▽西銘啓史郎(同)ミヤギ産業顧問▽新垣新(同)アルコ顧問▽座波一(同)水工エンジニアリング顧問▽山川典二(同)ユース取締役、日本都市開発事業顧問▽照屋守之(同)ハウス産業役員▽仲田弘毅(同)水工エンジニアリング顧問▽嘉陽宗儀(共産)社会福祉法人共同福祉会理事長▽當間盛夫(維新)沖縄セイリツ工業顧問

 県議会事務局が公表したのは①18年中、新たに取得した資産などを報告する資産等補充報告書②18年1年間の所得を報告する所得等報告書③報酬を得て法人の役員・顧問などに就いている場合に報告する関連会社等報告書④政務活動費の収支報告書―の4種。毎年、各議員・会派が提出し、議会事務局が公表している。

 各種報告書は県議会棟2階の議会事務局総務課で平日午前9時~正午、午後1~5時、閲覧できる。