セブンが沖縄で進めていることは?


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セブン―イレブン糸満兼城サンプラザ糸満店のオープニングセレモニーでテープカットする(左から)金秀興産の山城敦子社長、比嘉良太店長、金秀グループの呉屋守将会長、上原昭糸満市長、セブン―イレブン沖縄の高橋広隆取締役=11日、糸満市

 11日に開店したセブン―イレブンの各店舗では、福袋販売や一部商品の割り引きなど開業記念のキャンペーンを実施した。セブンとしては全国で初めてレジに自動釣銭機を導入。商品補充がしやすいスライド式の陳列棚や揚げ物の油をはじきやすい換気扇の設置など、沖縄初進出にあたり店舗に省人化や作業効率化の設備を取り入れている。

 県内主要企業がセブンとフランチャイズ(FC)契約を結んで店舗運営に参画するのも沖縄進出の特徴だ。

 金秀本社が運営する「糸満兼城サンプラザ糸満店」でも開店30分前に式典があり、金秀グループの呉屋守将会長がテープを切った。興奮から予定より1時間も早く目が覚めたという呉屋会長は「地域の人に愛され、セブン―イレブンにもここに出店して良かったと思ってもらえるよう頑張りたい」と意気込んだ。

 旅行代理店の沖縄ツーリスト(OTS)が運営する「国際通OTSビル店」では、平良健社長が開業式典に参加した。平良社長は「沖縄観光は好調に推移している。特にインバウンドに向けた良いサービスができるよう社員一同頑張っていく」と決意を述べた。

 セブン―イレブン・ジャパンから新店立ち上げのために出向してきた西原大樹さん(27)は、未明の午前2時から国際通OTSビル店に入り、おにぎりやサンドイッチなどの陳列作業や揚げ物の開店準備を手伝った。開店後も来店者がひっきりなしで「想像以上に忙しくばたついている」と汗をぬぐった。