チームが成長するのに必要なことは? 沖縄未来解議 楽天大学学長とFC琉球会長が秘訣


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(左から)仲山進也氏 倉林啓士郎氏

 経営マインド養成セミナー「沖縄未来解議」(主催・琉球新報社、特別協賛・沖縄銀行)の7月講座が11日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。「チームづくりと成長戦略」をテーマに、楽天大学学長で仲山考材代表の仲山進也氏と、琉球フットボールクラブ会長の倉林啓士郎氏が講演。チームの成長の秘訣(ひけつ)に、約210人が聞き入った。

 冒頭、仲山氏は聴衆から12人を登壇させ、フラフープを使ったゲームを実施した。目標達成に向かう過程を可視化し「チームの成長ステージには、フォーミング(形成期)からトランスフォーミング(変態期)まで、四つの段階がある」と述べた。

 金星を挙げるにはグループを「チーム化」する必要があるとも指摘。生産性の高いチームは、「ここまでは言って大丈夫」というラインが共有されているとし、自分の弱点もさらけだせるような「心理的安全性」がカギだとした。

 2016年12月に琉球フットボールクラブの代表に就任し、現在は会長の倉林氏は、FC琉球の再生に奔走した舞台裏を明かした。「かっこよくなったねと言われるよう、チームのブランディングに力を入れた」結果、観客とスポンサーを大幅に増やした。18年のJ3初優勝を「誇らしい気持ちになった」と振り返り、将来的なJ1昇格への意欲も語った。

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 次回の「沖縄未来解議」は9月12日に開催します。