教育

仕入れから値付け、販売まで 高校生が地域住民に向け販売実習

学校を訪れた客に商品を販売する浦添商業高校の生徒=4日、浦添市の同校

 浦添商業高校総合ビジネス科販売コースの3年生33人が4日、自ら仕入れた商品を地域の人々に販売する実習を同校で実施した。学園祭などの特別な場合を除き、日常の授業で外部の客を招いて販売実習するのは県内初という。生徒は企業との交渉から仕入れ、価格設定、広報、販売までを体験し、流通・小売業の仕組みを学んだ。

 生徒は六つのグループに分かれ、大手企業や地域の名店から商品を仕入れた。企業との交渉も自ら行ったという。チラシやポスターも製作し、学校近くの住宅や小中学校にも宣伝した。

 サーターアンダギーを仕入れた冨里穂都美さんと池原志斗(ゆきと)さんは「5社に断られ大変だったが、いい商品を見つけられた。お店の方が特別な包装もしてくれてありがたい」と、感謝の気持ちを持って販売した。

 3種の揚げパンを仕入れた野底夢実さん、儀間萌香さんらのグループは「予想とは違う商品が売れている」と困惑しながらも、完売を目指して笑顔で接客した。

 販売実習には地域の住民や父母らが訪れ、次々と商品を購入した。デイサービスの仲間と訪れた宮城シゲさん(90)=那覇市=は「孫へのお土産」とサーターアンダギーなどを購入。高校生と触れ合い「若返った気分」と上機嫌だった。

 生徒は販売後、決算の作成にも取り組む。収益は寄付する予定で、寄付先も生徒が相談して決めるという。









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