【宜野湾】宜野湾署(照屋隆署長)は3日、歩道に倒れて意識を失った県内に住む40代男性の人命を救助したとして、中城村南上原のパート・仲宗根奈津子さん(46)とうるま市昆布の会社員・仲西理さん(44)に、宜野湾市の同署で感謝状を贈呈した。
2人は6月5日午前11時25分ごろ、中城村南上原の路上で倒れた男性を発見して周囲に助けを求めたり、心臓マッサージを施したりした。男性は意識を回復して病院に搬送され、一命を取り留めた。
2人はたまたま車で通行中に現場に遭遇した。エッセンシャルオイルの医療使用の講習を受けていた仲宗根さんは冷静に対応できたと話し「役に立てて本当に良かった」と安心した。
即座に心臓マッサージを行った仲西さんは「何かしないと悪くなる一方で、『動け』という言葉が頭の中にあった」と振り返った。
照屋署長は「2人の勇気ある行動が命を救った。感謝申し上げる」と話した。