コラソンなぜ完敗?守備崩せず、ミス重ねる  トヨタ自東に21―31


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コラソン―トヨタ自動車東日本 後半、速攻からシュートを放つコラソンの堤裕太=15日、宜野湾市立体育館(喜瀬守昭撮影)

 幅広い横一線守備を敷くトヨタ自動車東日本に対し、コラソンは1対1やロングシュートで仕掛けたが、崩せずタフなシュートになる。素早いパス回しで守備の穴を探せば、相手との距離が狭まり素早いプレスを受けてミスが生まれる。ホーム戦を前に気合十分のコラソンだったが、序盤から事前対策が出詰まり、最後まで打開できずに終わった。

 一方で守備は横一線から5―1、3―3と臨機応変に変え、度々相手の攻撃を封じていた。しかし、得点後に東日本のクイックスタートを何度も許した。第1戦のトヨタ車体でも目立った失点パターンで、バックチェック時の声掛けやマークの確認が喫緊の課題となった。

 今季初ホーム戦では昨季、下位で争ったトヨタ自動車東日本を倒して上昇の一歩としたかったが、控え選手まで出されての大敗。指揮官からは厳しい言葉が続いた。石川出も「やばいと感じている。今日の反省を勝ちにつなげるためアウェー2連戦まで、課題をしっかり落とし込みたい」と語った。

 (嘉陽拓也)

◇勝機をないがしろに

 東長濱秀作監督の話 相手がミスした時間帯に点が取れない。勝ち方が分からないのか、勝機をないがしろにしてしまった。反省材料ばかり。監督としても選手の入れ替えでこちらの意図をしっかり伝えられなかった。


 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは15日、宜野湾市立体育館でトヨタ自動車東日本と今季第2戦を行い、21―31で敗れた。

 守備は対応できていたコラソンだが、攻撃でうまく相手を崩せず、逆速攻からの得点を許して主導権を握られた。手詰まり感を打開するため、頻繁に選手を入れ替え、守備陣形も変えたが、最後まで攻撃がスムーズに機能しなかった。

 次戦は20日、愛知県の豊田合成健康管理センターで豊田合成と対戦する。