下地島初の国際線就航 香港エクスプレスが式典


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着陸初便の機体から降りてくる香港からの搭乗客と、横断幕で出迎える関係者ら=19日、宮古島市伊良部の下地島空港

 【宮古島】香港の格安航空会社(LCC)の香港エクスプレス航空は19日、沖縄県宮古島市伊良部の下地島空港で初めての国際定期便となる下地島―香港線を就航させた。同空港で就航記念式典などが催され、香港エクスプレスや県、市の関係者らが初便の搭乗客らの出迎えや送り出しを行った。

 同路線は宮古圏域に就航する初めての国際定期便で、毎週火・金・日曜の週3便を運航する。19日の香港からの到着初便は満席で、午後5時40分ごろに下地島空港に着陸した。ウオーターアーチをくぐった後、続々と搭乗客が降り立った。香港エクスプレス航空コマーシャルディレクターのジョナサン・ハット氏は「下地島はアジアで最も美しい空港の一つだ。LCCの利用者が多数いると確信している。ハイシーズンだけでなく、年中通して利用してもらえる展開を考えている」と述べた。下地島エアポートマネジメントの伴野賢太郎社長は「利用者が多い香港と路線がつながった意義は非常に大きい。欧米圏から香港への搭乗客を誘致できる導線になるという意味合いもあり、大切に育てていきたい」と語った。

 就航を記念して、香港エクスプレスは10月19日までに搭乗する航空券を片道2600円の特別運賃で販売する。予約期間は今月22日午前0時59分まで。