【東京】政治団体「れいわ新選組」公認で東京選挙区(改選数6)に立候補した沖縄県出身の野原善正さん(59)は及ばなかったが、約20万票(開票率92%)を集め8位だった。公明党の支持母体・創価学会の会員であることを前面に出し、党方針に反する「辺野古新基地反対」を掲げ、沖縄の基地問題を自分事として考えるよう訴えてきた。
野原さんは県知事選で、公明党などの推薦候補ではなく、辺野古新基地建設反対の玉城デニー氏を応援した。参院選では「沖縄の痛みを自分の痛みとして考えてほしい」と訴えた。野原さんは都内で開票を見守り「いつまで沖縄に押し付けるのかと東京で訴えた意義はあったが、なかなか響かなかった」と語った。