きらめく84星座に圧巻 石垣市に新名所、プラネタリウムがオープン 「星の島」の魅力発信


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背もたれが倒れるシートで、ドームに写る映像を楽しむ来場者ら=18日、いしがき島星ノ海プラネタリウム

 【石垣】88ある星座のうちの84星座が観察できる「星の島」石垣島の魅力発信や星空資源の保全・活用につなげようと、石垣市が整備した「いしがき島星ノ海プラネタリウム」(美ら星ゲート)が18日、ユーグレナ石垣港離島ターミナル内にオープンした。最新鋭のデジタル式プロジェクターで、9メートルのドームに全天映像を映し出す。

 ドームにはペアシートを含めて46席が設置された。県出身アーティストHYの楽曲に乗せて八重山の星や文化などを紹介する番組や、星にまつわる八重山の民話を紹介するなど計5本の番組を用意している。当面はHYの番組のみを扱い、番組編成は今後検討する。

 市は「美ら星ゲート構築事業」として、一括交付金を使い3億6126万円で整備した。オキジムが管理運営する。

 18日のオープニングセレモニーで中山義隆市長は「八重山の星をテーマとした複合エンターテインメント施設を目指したい」とあいさつした。

 セレモニー後の内覧会で番組を鑑賞した金城結衣さん(26)は「星だけでなく島の風景や歴史なども紹介されているので、観光客の人もより楽しめると思う」と話した。

 開館時間は午前10時~午後8時で、水曜日は休館する。料金は高校生以上1200円(八重山在住者700円)、中学生以下700円(同300円)。