こども園給食に異物混入 男児はき出す 那覇市が業者に再発防止求める


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 那覇市立城南こども園で25日、園児に提供された給食に約1・5~2センチのプラスチック状の異物が混入していたことが26日までに明らかとなった。市は給食を提供している民間業者に再発防止を通達したほか、園の職員にも配膳時にチェックをして提供するよう呼び掛けた。

 那覇市によると、異物は5歳児の男児が食べた給食の汁物に混入しており、男児が「かめない」と言ってはき出したことから発覚した。異物混入の発覚時、ほとんどの園児は給食を食べ終わっており、26日の時点で他の園児への影響は確認されていない。

 園に給食を提供しているのは豊見城市の民間業者で、那覇市内10園に提供している。市はこの業者に対して、異物の特定と混入経路を確認するよう求めている。市によると、26日の給食は普段通り提供した。

 市こども教育保育課は取材に「7月から栄養士にお願いして(給食を提供する)事業者の質の向上に向けてチェックをするなど、動きだしていた最中だった。園児に安心安全な給食を提供できるよう、さらに指導監督に努めていきたい」と語った。