沖縄尚学、甲子園へ出発 野球部主将「優勝目指す」 那覇空港で激励会


この記事を書いた人 問山栄恵
甲子園出発に向け、勝利を誓う沖縄尚学の野球部員たち

  8月6日に阪神甲子園球場で開幕する高校野球の第101回全国高校野球選手権大会に県代表として出場する沖縄尚学高校の壮行激励会が7月31日午前、那覇空港で開かれた。保護者や県高校野球連盟の関係者らが駆け付け、選手を激励した。野球部の水谷留佳主将は「甲子園では沖尚らしい粘りの野球で、優勝を目指して頑張ります。応援よろしくお願いします」とあいさつした。対戦校は8月3日の組み合わせ抽選会で決まる。
  
  沖尚が夏の甲子園へ出場するのは、5年ぶり8回目。前回2014年夏の大会は、ベスト8に進出した。
  
  沖縄大会ではノーシードから勝ち上がった。攻守に精度の高いプレーを発揮し、興南高校との決勝では延長十三回、3時間49分に及ぶ大熱戦を制した。
  
  投手陣の層は厚く、丁寧に低めに集めることのできる左の仲村渠春悟と右の比嘉大智に加え、大会中に2年生で最速141キロ右腕、永山蒼が頭角を現した。守備は大会を通してわずか2失策と安定感がある。打線は高校通算33本塁打を誇る主将の水谷を筆頭に、少ない好機をものにする勝負強さがある。【琉球新報電子版】