<挑む甲子園 沖尚ナイン紹介>1


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 8月6日に開幕する全国高校野球選手権に沖縄代表として出場する沖縄尚学。夏の甲子園は5年ぶり8度目。夢の舞台に挑む登録メンバー18人を紹介する。

(1)仲村渠春悟 投手

(1)仲村渠春悟 投手

 層の厚い投手陣の中でエースナンバーを背負う。「今大会で自信が付いた」というフォークを中心に、変化球主体で低めを丁寧に突く投球術が身上だ。沖縄大会では3回戦の第2シード沖縄水産戦で1失点完投し、チームを波に乗せた。初の甲子園に向け「さらに変化球の精度を上げる。先発、途中登板かは分からないが、しっかり準備したい」と意気込む。左投げ左打ち、170センチ。桑江中出。

(2)岡野真翔 捕手

(2)岡野真翔 捕手

 左右タイプの異なる投手陣をリードする。沖縄大会では6試合全てで先発フル出場を果たした。強肩を生かし、積極的に走者を刺しにいく。中盤から投手戦となった決勝では、同点の七回に相手の二盗を防ぎ、投手をもり立てた。甲子園では「まずは守備から」と自身の役割を見詰め、沖縄大会では振るわなかった打撃は「修正したい」と気を引き締める。右投げ右打ち、185センチ。那覇中出。

(3)島袋皓平 一塁手

(3)島袋皓平 一塁手

 安定感のある2番打者。出塁率の高い1番神里航平と主砲で3番水谷留佳の間に立ち、走者を送ることも、自身で出塁することもできるプレーの多彩さを持つ。沖縄大会では打率3割3分3厘、犠打を8回試みて7回成功と高い成功率を誇った。甲子園では「バントを100%決めたい」と探究心は尽きない。一塁手としてチームの堅い守備の一角を支える。右投げ右打ち、180センチ。仲井真中出。