一時託児サービスの支払いはQRコードと認定証でOK 沖縄・那覇市 認可外児童や待機児童世帯が対象に


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 沖縄県那覇市は認可外保育園に通う子どもや待機児童がいる世帯を対象に、各施設で利用料を現金で支払わずに病児保育と一時預かりを利用できるサービスを始める。10月に始まる幼児教育・保育の無償化に伴う措置。市が開設するインターネット上のシステム「わらびんCHARIN」から取得するQRコードと認定証を提示することで利用できる。認可外保育園に通う子どもは保育の必要性の認定手続きが必要。

 幼保無償化の一環で、保育の必要性の認定を受けた3~5歳の子どもたちは月額3万7千円まで、認定を受けた市民税非課税世帯の0~2歳の子どもたちは月額4万2千円まで、一時預かりや病児保育などの利用料が無償化される。

 病児保育などの利用は通常、施設に利用料を支払った後、領収書などを市役所に持参し、払い戻される。「わらびん―」を使うことで保護者の精算の手間が軽減される。「わらびん―」にアクセスするQRコードは、保育の必要性の認定手続きをする際に渡される。