新城・佐渡山 強豪に惜敗 挑み続け第2ゲーム奪う健闘 女子バド複・コザペア《南部九州総体2019》


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強豪相手に最後まで競り合う展開を見せたコザの佐渡山京弥(右)と新城こころ=3日、熊本県の八代白百合学園(池田哲平撮影)

 全国高校総合体育大会「感動は無限大 南部九州総体 2019」は3日、各地で競技を行った。バドミントンは個人戦ダブルスを行い、女子の新城こころ・佐渡山京弥ペア(コザ)は2回戦で敗れた。

 「よーっし」。得点を決めるたびにコザの佐渡山京弥の大きな声が会場に響いた。女子個人ダブルス2回戦に進出した県勢の新城こころ、佐渡山は女子団体で準優勝の強豪・埼玉栄のペアと対戦。第2ゲームを奪うなど健闘したが、あと一歩で勝利を逃した。だが、「挑戦者の気持ち」(目取真三千代監督)で挑んだ大会で確かな足跡を残した。

 総体に向け、2人は速いスマッシュに慣れるため、先輩や男子を相手に練習を重ねてきた。新城は「正直、名前でびびっていたが、最初でラリーについていけた。しっかりと攻めていけば、いけると思った」と語るように、練習の成果を実戦で確認できた。

 この試合で後衛の佐渡山は低い弾道のスマッシュを何度も打ち込み、そのたびに大きな掛け声を上げていた。その姿に新城は「(気持ちが)上がった」と語る。終盤までシーソーゲームが続いたが、最後は地力の差で埼玉栄に引き離され、3回戦進出とはならなかった。

 目取真監督は「取られたゲームでも2ケタ得点している。大躍進だ。特に2年生の佐渡山にとっては次のステップになるいい試合だった」と振り返る。試合後、佐渡山は「ミスをしないよう、プレーの質をしっかりと上げていきたい」と今後の成長を誓った。

 (池田哲平)