多様な学びを表現 珊瑚舎スコーレ 生徒が発表会


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三線を演奏する夜間中学校の生徒ら=3日、那覇市の珊瑚舎スコーレ

 フリースクールと夜間中学校を併設する那覇市の珊瑚舎スコーレ(星野人史代表)は3日、同校で前期発表会「まにまに祭」を開いた。初等部、中等部、高等部、夜間中学校に通う生徒らは授業で学んだ英語やうちなーぐち、三線などを披露。生徒らが制作したシーサーや本の紹介文などの作品も展示された。

 同校ではうちなーぐちや英会話、文章を通して考えやアイデアを表現する授業を展開。フリースクールの生徒は英語の早口言葉や生き物に関するクイズ、創作劇などを発表した。夜間中学校の生徒は沖縄の昔話をうちなーぐちと日本語で披露。名曲「エーデルワイス」について英語で説明した。

 劇で主人公を演じた初等部4年の城間和花さん(9)=南城市=は「最初の練習の時は笑ってしまったけど、本番はうまくできた」と笑顔を見せた。夜間中学校2年の翁長悦子さん(68)=那覇市=は「去年よりうまく発表できた。いつも授業で赤丸をもらうことがうれしい」と笑顔で語った。