釣り 安全に楽しもう 豊見城 親子教室で35人挑戦 マナー、ごみ問題も学ぶ


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 【豊見城】魚釣りや安全管理を学ぶ「夏休み親子釣り教室」が7月28日、豊見城市豊見城の漫湖水鳥・湿地センターで開かれた。主に小学生ら親子35人が参加し、安全管理や釣り場でのマナーを学び、手作りの練り餌で魚釣りに挑戦した。

夏休み親子釣り教室の参加者ら=7月28日、豊見城市の漫湖

 夏休みに入り、安全に釣りを楽しんでもらおうと、河川環境の保護や安全管理を啓発する「安里川ファンクラブ」と釣り人の有志が企画した。

 講師を務めた同クラブ代表の高嶺太一さん(39)は「釣りは毎年、人が亡くなる。危険があることを頭に入れて、リスクを減らすために安全装備をしっかりしてほしい」と注意を促した。さらに釣り場のごみ問題が深刻化する半面、水質が改善して生き物にも変化があることなどを紹介した。

 実技では参加者が練り餌を作り、竹竿(たけざお)で釣りに挑戦した。那覇市立銘苅小6年の前田絵萌歌(えもか)さん(12)は、約20センチのホシミゾイサキ(方言名・ガクガク)を釣り上げた。前田さんは「一番早く釣れて、粘って良かった。(座学は)ひれに毒がある魚を知り良かった」と話した。

 家族で参加した大城涼さん(45)=那覇市=は「分からなかった知識を知ることができた。マナーや安全管理、環境保全も子どもと勉強していきたい」と語った。