仲間(沖尚)、粘り強くプレーもチャンス生かせず テニス男子単2回戦 南部九州総体


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 全国高校総合体育大会「感動は無限大 南部九州総体 2019」は5日も各地で行われ、テニスは男子個人シングルスの仲間舜(沖縄尚学)は2回戦で敗れた。

男子シングルス2回戦 バックハンドで切り返す沖縄尚学の仲間舜=5日、KIRISHIMAヤマザクラ宮崎県総合運動公園(ジャン松元撮影)

 コンパクトなテークバックから、強烈なバックハンドショットを何度もたたき込む。どんなボールにも粘り強く食らいついた男子個人単の仲間舜(沖縄尚学3年)だったが、細かいミスからブレークチャンスを逃し、4―6で惜敗した。敗戦にも仲間は「チームメートが応援してくれたおかげで、大会で一番良いプレーができた」と感謝の気持ちでいっぱいだった。

 相手のバック側に大きく振り、ミスを誘ってはブレークを狙っていった。3―3のリターンゲームで2度のブレークチャンスが訪れたが、細かなミスから取り切ることができない。前に詰めるが相手のパッシングショットで横を抜かれ、ブレークを許した。

 集大成の今大会は、残すところ大村駿斗と出るダブルスのみとなった。主将としてひたむきに練習に取り組む姿勢は、「良い影響を与える」(仲田達司監督)存在だという。仲間は「自分のやるべきことをやって、一緒に勝ち進みたい」と語った。主将としても選手としても、最後までその背中で語っていく。
 (喜屋武研伍)


(KIRISHIMAヤマザクラ宮崎県総合運動公園ほか)
▽男子シングルス1回戦
飯田拓弥(東京・大成) 6―2 新垣勇斗(沖縄尚学)
仲間舜(沖縄尚学) 7―6 宮脇大志(香川・高松)
中村元(愛媛・新田) 6―4 奥村龍太郎(沖縄尚学)

▽同2回戦
折井晴哉(愛知・名古屋経大市邨) 6―4 仲間舜(沖縄尚学)

▽女子ダブルス1回戦
浜永・吉井(愛媛・新田) 6―4 高岡・藤永