バスケット・与勝(女子)と玉城(男子)、3回戦進めず 九州中学体育大会


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 2019年度九州中学校体育大会は5日、各地で競技を行った。那覇市の奥武山水泳プールであった競泳男子400メートル自由形は佐和田歩夢(首里)が4分9秒41で泳ぎ、優勝した。同100メートルバタフライで大城渉星(名護)が57秒99で4位入賞した。体操は女子団体のあげなが101・90点で4位に入った。テニスは個人戦男子シングルスで我謝慎(沖縄東)、女子で友寄愛加理(石垣第二)が共に5位。バスケットボールは男子の玉城と女子の与勝が初戦を突破したが、いずれも2回戦で敗退した。

◆完敗も、走るバスケ存分/与勝

 自分たちより身長の高い相手に対して攻め方が単調になり、大事な場面でミスが目立った与勝。山城友行コーチは「3点弾を生かして、もっと攻め方を工夫しないといけなかった」と反省を口にした。相手のポストプレーを止めきれず、第2クオーター(Q)から一気に突き放され、23点差の完敗だった。

 先手を取ったのは与勝。玉城汐雫の連続3点弾などで第1Qを8点リードで折り返す。しかし第2Qに入ると、れいめいの173センチと168センチのツインタワーにゴール下を攻められ、逆転を許す。攻撃では強度を上げた相手守備に対し外のシュートが減り、ドライブでミスを誘われ、その後は点差が開く一方だった。

 ただ最後まで足を止めずに攻守に走りきった。山城コーチは「自分たちは身長が低いので、走るバスケをやってきた。よくがんばった」とねぎらい「子どもたちのいい経験になった」とうなずいた。

 チーム最多の24得点でけん引した具志堅乃愛主将は「みんな最後まで勝つ気持ちを前面に出した。満足です」とさっぱり。県代表として初戦を突破し「九州で1勝できたことはうれしかった」と満足そうに話した。
 (長嶺真輝)


(那覇市民体育館など)
 【男子】
▽1回戦
玉城 74―52 尚学館(宮崎)
鹿南(熊本) 88―75 松島

▽2回戦
中村学園三陽(福岡) 73―61 玉城

 【女子】
▽1回戦
与勝 48―45 今津(大分)
大分 62―52 コザ

▽2回戦
れいめい(鹿児島) 78―55 与勝