沖尚、きょう初戦 習志野戦「勝って勢いを」


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守備練習で連係プレーを確認する沖縄尚学の選手たち=8日、兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海野球場(田中芳撮影)

 【甲子園取材班】第101回全国高校野球選手権に県代表として出場する沖縄尚学は大会第4日の9日、第3試合(午後1時開始予定)の1回戦で習志野(千葉)と対戦する。勝てば大会第9日、14日の2回戦で高松商(香川)―鶴岡東(山形)の勝者と対戦する。沖尚は8日、兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海公園野球場で事前練習を行った。

 この日の練習時間は正午から午後2時まで。10分ほどシートノックをした後、アウト数や走者などさまざまな場面を想定し、挟殺やバント処理を確認した。比嘉公也監督からは「焦ると目切りが早くなるぞ」などと指示が飛んだ。

 7日は肩を休ませたエース左腕の仲村渠春悟は、この日は直球と変化球を織り交ぜ、約50球を投げて調整した。初戦に向けて「県大会決勝では大勢の観客にのまれたところがあったので、甲子園ではしっかり投げたい。攻める投球をする」と力を込めた。水谷留佳主将は「振り込んで、今は球が速い投手でも負けないスイングができる。初戦をしっかり勝って勢いに乗り、優勝を目指したい」と意気込んだ。

 一方、習志野も兵庫県伊丹市の伊丹スポーツセンター野球場で正午から午後2時まで練習が割り当てられたが、マスコミ各社の取材は断った。