仲村功さんの発案で、那覇市役所の関係者を中心に釣り仲間で女性や子どもにも釣りを楽しんでもらおうと、1991年から年に1度、夏季期間中にグルクン釣りを企画している。毎年盛り上がりをみせるこの企画に、今年は最多の23人が参加した。午前7時に県内最大クラスの釣り船「ヨセミヤV」で出船。2時間ほどで渡名喜沖に到着した。
初心者はベテランの指導を受けながら早速グルクン釣りを始めた。
食い渋る中、ベテランは5キロ近いカスミアジや2キロ近いアカジンを釣り上げるが、グルクンの食いが悪く、仕掛けの絡みが頻発したので、午前10時に慶良間の屋嘉比島沖に移動。仕掛けを下ろすと、今度は初心者のメンバーもコンスタントにグルクンを釣ることができ、船内のあちこちで「釣れた、釣れた」と歓声が上がる。
ベテランはカツオやカイワリやミーバイなどを釣り上げたりして、まずまずの釣果に恵まれた。
船内ではかき氷のサービスまであり、参加者全員が夏の海を満喫して午後5時半に帰港した。参加者たちは早くも来年のこのツアーを楽しみにしている。
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)