グルクン釣り、夏の海満喫


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8月3日、渡名喜沖や慶良間沖でアカジンやスマガツオの他カスミアジやカイワリなどを釣った皆さん

 仲村功さんの発案で、那覇市役所の関係者を中心に釣り仲間で女性や子どもにも釣りを楽しんでもらおうと、1991年から年に1度、夏季期間中にグルクン釣りを企画している。毎年盛り上がりをみせるこの企画に、今年は最多の23人が参加した。午前7時に県内最大クラスの釣り船「ヨセミヤV」で出船。2時間ほどで渡名喜沖に到着した。

 初心者はベテランの指導を受けながら早速グルクン釣りを始めた。

 食い渋る中、ベテランは5キロ近いカスミアジや2キロ近いアカジンを釣り上げるが、グルクンの食いが悪く、仕掛けの絡みが頻発したので、午前10時に慶良間の屋嘉比島沖に移動。仕掛けを下ろすと、今度は初心者のメンバーもコンスタントにグルクンを釣ることができ、船内のあちこちで「釣れた、釣れた」と歓声が上がる。

 ベテランはカツオやカイワリやミーバイなどを釣り上げたりして、まずまずの釣果に恵まれた。

 船内ではかき氷のサービスまであり、参加者全員が夏の海を満喫して午後5時半に帰港した。参加者たちは早くも来年のこのツアーを楽しみにしている。

 (おきなわ釣り王国社・仲栄真修)

7月28日、糸満沖で2.57キロと1.93キロのアカジン他を釣った齋藤隆さんと育弘さん、厚子さん(セイブV)
7月28日、国頭海岸で40センチのダルマーを釣った島袋琉由さん

7月21日、伊奈武瀬で7.3キロのマクブを釣った玉城信助さん
7月31日、中城海岸で66.4センチ・4.08キロを筆頭に65センチと60.2センチのタマンを釣った山城光弘さん

8月3日、北中城海岸で109.5センチ・17.3キロのロウニンアジを釣った永澤拓也さん
7月29日、那覇一文字の新堤で67センチ・3.5キロのスマガツオを釣った照喜名良栄さん

7月31日、中城海岸で65.6センチ・3.88キロのマルコバンを釣った新垣浄次さん
8月4日、那覇一文字で110センチ・15.8キロのロウニンアジを釣った宮良タスクさん(TNFC)

7月30日 奥沖でグルクン泳がせで61センチ・2.94キロのアカジンを釣った當真琉丞さん(左)と48センチ・1.7キロのユダヤーミーバイを釣った宮城康弘さん
8月2日、塩川一文字で69.5センチ・4.65キロのアカジンを釣った比嘉英樹さん