LGBT、学校でどう教える? 浦添市で20日 教員らワークショップ


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 学校現場でもLGBTなど性的マイノリティーへの関心が高まる中、「性の多様性をどう教えたらいいのか」といった声が教員から出ている。その悩みに応えようと、LGBTに関する啓発活動を行う「レインボーハートプロジェクトokinawa」(竹内清文代表)は20日、「児童生徒への教え方と学校での配慮のあり方を考える」と題したワークショップを浦添市のハーモニーセンターで開く。

LGBTや性の多様性に関するワークショップへの参加を呼び掛ける(右から)那覇市立石嶺小学校の砂川深雪校長、レインボーハートプロジェクトokinawaの竹内清文代表、石嶺小の又吉陽子教諭=5日、石嶺小

 教員や大学生らが対象で、模擬授業を通じて授業案作りに取り組む。

 ワークショップは昨年に続いて2回目。竹内代表の下には「発達段階に応じた教え方を知りたい」「他校はどんな取り組みをしているのか」などの声が寄せられていた。今回は小・中・高校の教員が模擬授業を行い、その後、校種別に授業案を練り上げる。

 模擬授業の講師を務める又吉陽子教諭(那覇市立石嶺小)は7月、授業で初めてLGBTを取り上げた。「子どもたちが驚いたり拒絶したりしないか不安だったけど、素直に受け入れてくれた」と話し、小学校低学年に教える大切さを強調する。

 竹内代表も「手探り状態の先生が多い印象がある。情報交換し、子どもたちに伝える主体になってほしい」と参加を呼び掛けている。

 20日午前9時半~午後4時半で、参加費は一般2千円、学生500円。定員50人。前日までに申し込みが必要。問い合わせ、申し込みは竹内代表(info@takeuchikiyofumi.com)へ。LGBT、学校でどう教える?