女性35人、厳かな舞 大宜味 喜如嘉でウスデーク


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荘重なウスデークの舞を披露する女性たち=7月28日、大宜味村喜如嘉公民館

 【大宜味】隔年開催の「喜如嘉まつり」が7月28日、大宜味村喜如嘉公民館と村立芭蕉布会館で開かれた。喜如嘉の伝統工芸品である芭蕉布を身に着けて女性だけで踊る伝統のウスデークやエイサーが披露され、来場者が熱心に見入った。

 区民らによるとウスデークは祭事踊りのしぐさを受け継ぐ奉納舞踊。この日は喜如嘉ウスデーク保存会と中南部の郷友会「七滝会」の女性計35人が輪になって荘重な舞を披露した。

 三線を使わず鼓でリズムを取る女性だけのエイサーは「エイサーエイサークラ」と歌いながらテンポを上げ、活気ある舞で盛り上げた。保存会の大山美佐子会長(66)は「郷友会に呼び掛けて若い人も増えた。喜如嘉にしかない踊りを残していきたい」と力を込めた。