13日は旧盆初日のウンケー(お迎え)。11日、那覇市松尾の第一牧志公設市場の仮市場(旧にぎわい広場)では、ご先祖を迎えるお供え物の準備や家族のごちそうの材料を買い込む客の姿が見られた。
市場には三枚肉やソーキ、中味などが並べられ、周辺の店には青バナナやパイン、先祖のつえになるサトウキビなど青果物も多く並んだ。
1・5キロ分の中味を買った城間保子さん(67)=那覇市=は「公設市場には毎年来ていて仮市場は初めて来たが、下処理が丁寧でいい。次は果物を買わないとね」と話し、足早に次の目的の店へ向かった。
食肉店で働く美里宗徳さん(42)は「市場には昔からの沖縄の食文化がそろっている。いろんな人に来てほしい」と自信たっぷりに語った。