県ホテル協会が総支配人を育成へ 顧客満足度の向上を組織的に目指す


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 県ホテル協会は8日、那覇市の沖縄総合事務局で会見し、内閣府から委託を受け、沖縄型産業中核人材育成事業を行うと発表した。顧客満足度の向上を組織的に生み出すリーダーの育成に取り組む。10月から2020年2月まで全5回にわたり県内外で合宿をする。

 17、18年度も内閣府の委託で数値を活用した客観的な経営ができる人材の育成をしてきた。19年度はそれぞれのホテルの規模や方向性に見合った顧客体験のレベルなどを設定し、組織を動かす総支配人を育てる。

 受講対象者は5年以内に総支配人になる予定の幹部候補や現幹部で、ホテル業界勤務歴5年以上の管理職。募集人数は30人、1施設当たり2人まで。協会加盟していないホテルからの参加も可能。同協会は「離島を含むさまざまなホテルから参加してほしい」と呼び掛けている。

 問い合わせは事務局(電話)098(861)0381。