FC琉球連勝ならず 横浜FCに1-3


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試合終了後、FC琉球の小野伸二(手前左から2人目)ら選手に声援を送る観客たち=17日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム(大城直也撮影)

 サッカー明治安田J2の第28節、FC琉球は17日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで横浜FCと対戦し、1―3で敗退した。6試合ぶりに勝利した前節からの連勝はならなかった。通算成績は8勝7分け13敗で、勝ち点は31のまま。順位は15位から16位に下がった。次戦は24日午後7時から、徳島県の鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムで徳島ヴォルティスと対戦する。

(2)タピスタ(横浜FC2勝)
FC琉球 8勝7分け13敗(31)
1―3(1―3,0―0)
横浜FC 14勝6分け8敗(48)

▽得点者 【琉】 上門(7)【横】 斎藤(1)松尾(2)中山(2)
▽観客 12019人

 【評】中盤での守備の強度の差が勝敗に結びついた。引いて守る琉球は相手の中盤にスペースを与えてしまい、ミドルシュート2本と裏を取られるスルーパスから前半だけで3失点。それに対し、横浜は前線から強度の高い守備を維持し、琉球のパスサッカーを封じた。琉球は後半に新加入の小野伸二とハモンを投入してから押し込む場面が増えたが、最後のシュートの質が悪く、追加点を奪えなかった。

 ◆樋口靖洋監督(琉球)の話
 1万2千人を超えるスタジアムで勝ち点3を喜び合いたかったが、残念だ。敗戦の一番の要因は、シーズン通してのパターンであるセットプレーと前半終了間際での失点。そろそろ学習しないといけない。後半は小野、ハモン、上原の交代でゲームの流れが変わった。今日の手応えを次の確固たる部分にしたい。

 ◆下平隆宏監督(横浜FC)の話
 先制してからすぐに追い付かれたが慌てることなく、前半の出来はよかった。ただ後半は押し込まれる苦しい時間帯が続いた。そこで4点目、5点目が取れるチームになりたい。