新城、グランツール出場へ 大けがから復帰3戦目


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新城 幸也

 自転車ロードレースチームのバーレーン・メリダは21日までに、世界三大自転車レースの一つ「ブエルタ・ア・エスパーニャ」に出場する選手8人を発表し、石垣市出身の新城幸也が選ばれた。2年ぶり、12回目のグランツール(世界的権威ある大会の総称)出場となる。レースは24日からスペインのアリカンテ地方で開幕する。9月9日まで。

 新城は度重なる負傷などで2017年のツール・ド・フランス以降、グランツールから遠のいていた。今年3月には落車事故で左肘や大腿(だいたい)骨を骨折する大けがを負ったが、6月に復帰。復帰2戦目となった全日本選手権でロードレース2位という成績を残して調子を上げてきた。ブエルタ・ア・エスパーニャへの出場は3回目。

 19日に新城から電話で連絡を受けた父・貞美さんは「リハビリ中多くの人から応援をもらっていたおかげで、本人もこの短期間で復帰できた、と大変感謝していた。復帰後のグランツールは大変うれしいし、活躍してくれると期待している」と語った。