喜友名諒選手らの空手と琉球舞踊のコラボレーション! 劉衛流宗家仲井間憲里 生誕200年で武芸祭


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世界男子団体形優勝チームと、琉球舞踊の黒濱美紀さん(右)のコラボレーション=24日、那覇市の県立武道館

 空手道・劉衛流の宗家・仲井間憲里(のりさと)の生誕200年を記念した世界武芸祭「国際交流と芸術(アート)へのIZANAI2019」が24日、那覇市の県立武道館で開かれた。異文化の相互理解や国際交流を目的に、沖縄の音楽や琉球舞踊と空手が共演した。世界33カ国・地域から空手家ら千人が参加した。

 世界選手権の団体形で2連覇した喜友名諒、金城新、上村拓也の3選手は、玉城流翔節皓涼会教師の黒濱美紀さんの琉球舞踊とコラボレーションした演武を披露した。

 鮮やかな光に照らされた会場では、三線や琴の音色に合わせて劉衛流の門下生が形や組み手を披露した。南風原高校郷土芸能部の生徒は舞踊や獅子舞を演じた。武芸祭に参加した大城直智(なち)さん(13)は「舞踊と空手は沖縄の文化で、盛り上がって良かった」と話した。