サッカーJ2 琉球大敗、北九州と0―4 主導権握られ持ち味消え プレスでミスが多発


社会
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 サッカー明治安田J2の第29節、FC琉球は24日、徳島県のポカリスエットスタジアムで徳島ヴォルティスと対戦し、1―6で大敗した。6失点は今季最多で、2014年にJ3参入以降、チームのワーストタイ記録となる。うち5点は苦手のセットプレーから失った。通算成績は8勝7分け14敗で勝ち点は31のまま。次戦は31日午後7時から、ホームの沖縄市のタピック県総スタジアムでFC岐阜と対戦する。

 攻撃的サッカーを繰り広げた前半とは一変、まるで別のチームに入れ替わってしまったかのような後半だった。ちぐはぐなプレーを連発。悪い癖となっているセットプレーからの失点が続き、1―6での惨敗だった。

 前半は相手中盤のスペースを突いて好機をつくり、何度もシュートを放ち続けた。35分に上門知樹の豪快なミドルシュートで先制点を奪い、さらに攻撃のギアを上げていった。その後もゴールに迫るが、惜しくもネットを揺らせなかった。

 だが後半に入ると、守備位置を修正した徳島にスペースをつぶされる。さらに、鋭い縦パスを前線に供給され、チャンスメークを許してしまう。守備陣は体を張って守り続けるが、FKやCKを与えてしまった。

 小野伸二やハモンら新戦力が躍動し、確実に攻撃の勢いは増している。この“失点癖”について樋口靖洋監督は「選手の出入りが多かったので、再び構築していく。あと、どれだけセットプレーで集中できるか」と見直した。次節のホーム戦は、何が何でも勝ち点3を奪いにいく。


■何とか改善したい

 樋口靖洋監督(琉球)の話 ハモンも持ち味を出し、新戦力がチームに融合してきているが、90分間だとまだ課題を感じる。これで失点パターンの半分がセットプレーによるものになった。改善したら勝ち点を取れるし、できなければ取れない。何とか改善したい。