走り幅跳びで初の大会記録更新 2位の山城急成長に笑顔はじける 優勝は相田


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 24日に沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで開かれた「第50回全沖縄大会・第50回ジュニアオリンピック大会県予選」の女子少年B走り幅跳びで、山城星楽(沖縄東中)が5メートル24の2位で大会記録を更新した。同種目は相田未央(TeamCrest)が追い風参考の5メートル51で頂点に立った。

女子少年B走り幅跳び 5メートル24の跳躍で大会新記録を出した沖縄東中の山城星楽

 女子少年B走り幅跳びで山城星楽(沖縄東)が5メートル24の2位で大会記録を更新した。「初めてなのでうれしいです」とはにかみつつもはじけるような笑顔を見せた。

 ハンドボール部に所属しており、陸上の大会は3月以来。1週間前から助走の歩数や空中動作などを確認し、1本目が記録更新の自己ベスト。「ハンドでジャンプ力がついた」と短期間で成果が出た理由を振り返った。陸上部の伊覇治貴監督は「小学生のころから幅跳びをしていた。私は見守っていただけで、本人がすごい」と舌を巻いた。

 次は地区大会に出場する予定だ。「1位の未央の記録を目標に頑張りたい」とさらなる上位を狙う。


優勝の相田、飛ぶたびに自己ベスト

女子少年B走り幅跳び 追い風参考の中、5メートル51の記録で優勝したTeam Crestの相田未央

 7月の県中学総体で5メートル37、7日の九州大会で5メートル46と大会ごとに記録を伸ばしてきた相田未央(TeamCrest)が、さらに伸ばす5メートル51で優勝した。3・2メートルが吹き、追い風参考で公認記録とはならなかったが「勢いがあった。目指していた記録を更新することができた」と喜んでいた。

 助走は最初の3歩で一気に加速した後、いったんふっと力を抜いたようにしてからさらにスピードを上げ、踏み込んだ。空中動作は両ももを胸につけるように跳び、1本目で5メートル48で自己ベストを更新した。それでも「50センチは飛びたかった」と喜びは抑え、最後の6本目で5メートル51をマークした。

 全国大会に向けて「心技体を鍛えてランキング1位と優勝を争える5メートル60を越えたい」とさらなる飛躍を狙う。