道に人が倒れている!助けたのは中学生「初めての状況にパニックになったけど、協力して対応した」


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名護署の津波彰署長(右端)から表彰を受けた羽地中学校の小川美桜さん(右から2人目)、伊波桜愛さん(同3人目)、津波辰弥さん(同4人目)=26日、名護市の同校

 名護署(津波彰署長)は26日、生徒たちが学校付近で倒れていた70代男性の人命救助に協力したとして、名護市立羽地中学校(田中隆史校長)に感謝状を贈呈した。

 名護署などによると7月11日午前7時ごろ、同校の運動場内で部活動の練習をしていた生徒ら約30人が、学校裏の路上で70代男性が軽傷を負って倒れているのを発見した。生徒たちは学校にいた職員に報告したり、到着した救急車を積極的に誘導したりして救助に協力した。男性は回復しているという。

 26日、同校を津波署長らが訪れ、生徒代表で3年の津波辰弥さん(14)、2年の伊波桜愛さん(13)、小川美桜さん(14)の3人に感謝状などを手渡した。津波さんは「初めての状況にパニックになったが、周りの生徒と協力して対応できた」と振り返っていた。

 津波署長は「勉強やスポーツにこれからも頑張ってほしい」と激励した。