運動産業創出へSDGs活用を 推進協、特別講演


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 スポーツを通じた産業の創出を目指す「沖縄スポーツ・ヘルスケア産業クラスター推進協議会」は26日、那覇市おもろまちの市上下水道局で運営会議を開き、2019年度の事業計画について議論した。会議の一環で「SDGs(持続可能な開発目標)を活用したブランディング」と題した特別講演もあった。

 同協議会は産業の視点から、スポーツとヘルスケアを通じて社会課題を解決することを目的にしている。19年度は、スポーツ・ヘルスケア関連事業者のツーリズム商品の開発支援、商品・サービスの県外・海外展開の支援など六つの事業計画を策定している。

 特別講演は企業の商品ブランディングなどに携わるS3ブランディング(東京都)の川田勝也社長が、国内でも公的機関や企業などで取り組みが進むSDGsの基本的な考え方や事例を紹介した。

 SDGsでは「貧困をなくそう」「気候変動に具体的な対策を」など17項目の普遍的なテーマが掲げられており、川田社長は「ブランディング、マーケティングの一つの手法としてSDGsに沿った企業活動をし、インパクトのある事例を生み出すことが重要だ」と強調した。