韓国プロ野球・サムスン、沖縄での秋季キャンプ中止検討 日韓関係悪化で


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 韓国のプロ野球チーム・三星(サムスン)ライオンズが、毎年、春と秋に実施している沖縄県恩納村でのキャンプについて、今秋のキャンプ中止を検討していることが29日、分かった。日韓関係の悪化を受けた対応とみられる。同村の担当者によると、球団関係者から20日に「秋のキャンプは行けないかもしれない」との話があった。

 県内では恩納村のほかにもうるま市や金武町、八重瀬町で韓国プロ野球チーム7球団がキャンプを実施している。プロサッカーチームも沖縄でキャンプを行っており、今後、さらなる影響拡大も懸念される。

 サムスンは2005年から恩納村でキャンプを実施している。約1カ月の期間中、村内のホテルに宿泊し、ファンが練習を見に訪れるなど村内での経済効果も期待されている。

 恩納村担当者は「球団から正式にキャンプ中止の申し入れがあったわけではないので、村としては静観している状況だ」とした。