土砂の積み替え作業続く 市民、新基地建設工事に抗議 窓落下でも政府対応求める


この記事を書いた人 問山栄恵
埋め立て用の土砂を運ぶ車両の前で「違法工事に協力するな」と声を上げる市民ら=30日午前、名護市安和

  【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で沖縄防衛局は30日、同市安和と本部町塩川で埋め立て用の土砂を大型車両から運搬船に積み込む作業を行った。
  
  名護市安和の琉球セメント桟橋入り口には新基地建設に反対する市民ら約25人が「民意に反する工事をやめろ」と声を上げた。海上ではカヌー12艇、ボート1隻から抗議した。
  
  27日に発生した米軍普天間飛行場所属CH53Eヘリコプターの窓落下で地元自治体への通報が遅れたことについて、屋富祖昌子さん(76)=那覇市=は「米国の言いなりでバカにされているとしか思えない。政府はきちんと対応してほしい」と訴えた。